熱湯の試行回数を稼ぐ

私の祖父、ジェームズの一大事

君の名は。と私



映画「君の名は。」を観ました。


この映画は私の中で最も素晴らしかった映画の一つで、一生忘れることはないでしょう。


そして、あまりにも素晴らしすぎたため、私の心の中は様々な感情で溢れるようになりました。


そのひとつは、「君の名は。」を一切貶めたくないというものです。


例えば、1回目を見終わった私はすぐ2回目を見に行きたいと思いましたが、1回目を見終わった時の感覚、「君の名は。」に対する感情があまりにも良すぎたため、2回目を見るとこれが上書きされ、今のこの感情を下回ってしまうのではないかという恐れが生まれたので2回目の鑑賞には慎重になりました。

「〇○は何回見ても泣ける」というフレーズがありますが私は(どの作品においても)これができる自信がありません。

変な話、2回目を見て1回目より涙を流さなければ「君の名は。」の印象が下がってしまいます。私はこの映画がとても好きなのでそうなるのがとても怖いのです。


小説もそうです。新海誠の書いた「君の名は。」の小説が発売されていますが、万一小説が映画の世界観と私の抱いた印象を壊してはまずいので、購入を思いとどまりました(絵と音楽があってこそ感動できたのではないかと思った)。



君の名は。」に対するマイナスの意見も聞きたくありません。目をつむってしまいます。その意見を真に受けてしまうのが怖いからです。




そうは言うが、何日か経ち既に8月26日にあの映画を観た時の感動は薄れようとしています。



私は自分の中の「君の名は。」を守っていくことができるだろうか。