熱湯の試行回数を稼ぐ

私の祖父、ジェームズの一大事

2016年をふりかえって その5「終」

その4のつづき 





(ぼくが行ったのは夏コミです。念のため)コミケの前日、〇○○○は仲の良い配信者のコミュを借りてコミケの宣伝配信をした。コミケをもって彼の活動の最後とするらしい。








彼が何を売るかというと、彼がなぜ引退を決意したのかを綴った本、そして前回のコミケで売ったDVDの余り、缶バッジ(無料)などである。彼は配信で他に何を言ったのだろう。忘れてしまった。その頃には彼のTwitterアカウントは復活していた。









コミケ当日。会場周辺はとても混んでいたが、あまり暑くはなかった。ぼくはなんのためにコミケに来たのだろうか。本は後日無料でアップロードすると言っていた。○○○○の顔が見たいわけではない。熱狂的なファンで、会いに行きたいという気持ちではない。熱は少し冷めていた。実況者に会いに行くついでに同人誌を買いに行きたいというわけではない。









彼の最後の活動を見届けたかったのだろうか?実際、その頃彼のTwitterは活発に動いており、おそらくコミケ後に突然停止することはないだろう。彼はまたコミュニティを作り、Twitterで放送通知をするかもしれない。要するに、コミケが最後の活動かは、全くわからないのである。







おそらく、ぼくはここまで心を奪われた配信者の活動を、追える範囲で追いたかったのだろう。彼が○○○○として活動しはじめたのは2011年くらいのことで、彼の全盛期はどちらかというとその辺りであった。当時の彼の活動の記録は見える範囲でチェックしたが、今よりももっと、面白そうだった。






だから、自分の追える範囲で、できることなら彼の活動を全て追いたかったのである。なんだかんだ言ったが、行かない手はなかった。








会場内には、10時過ぎには入れた。ぼくはとりあえず、彼のブースに向かった。たどり着いた時、彼のブースには客がいなかった。おそらく○○○○であろう人物は、すぐそこに立っていた。










イメージではそうでもなかったのだが、彼に話しかけるのには勇気が必要だった。えいやあと声をかけた。







彼の返答は、いつも配信で聞いているのとは少し声が違った。彼は被り物をし、マスクをしていた。顔は覚えていない。






ぼくは敬語を使いながら、彼の熱心なリスナーのような態度をとって彼と接した。彼の対応は温かかった。ぼくは品物を買い、差し入れを渡し、サインを要求した。彼の字は汚かった。そしてぼくは去った。会話は殆ど出来なかった。色々話そうと思っていたのだが。あっという間に終わった。






その後、彼と仲がいい配信者のブースに寄った。次はどうしようか。同人誌を買おうとはおもっておらず、ブースを調べるようなこともしていなかった。耳かき音声のサークルには少し興味があったが、結局そのまま会場を後にした。








帰りのモノレール?はすいていた。ぼくはさっき買った彼の手記を読んだ。初めて知ることもあり、彼の過去にも触れていて読ませる内容だった。こうして、○○○○との対面はあっさり終わった。










その後。彼はまたコミュを作り、たまにではあるが配信をする。まだスプラトゥーンを続けているようだ。そしてツイートをする。彼の現在の活動で知っていることはこの程度だ。








ぼくは、ニコ生に興味をなくし、プレ垢をやめ、コミュを殆ど抜け、ちくらんも見なくなった。もちろん配信はしていない。ニコ生で人気配信者になるという夢。挫折するには一年は十分すぎる時間だった。






でも自分が好きな配信者は何人かいて、その人は面白いと思う。知らない人にはうけないかもしれないが、身内ネタっぽいネタもわかるし、臭くない。彼に憧れて彼のやっているゲームを自分もやりたいと思う。(僕は○○○○がやっているのを見てシャドウバースを始めた)












さて、これから先、何が起こるのであろうか。今年はどんな年になるんだろう。楽しいことが、たくさん起こるような気がする(今年もよろしくお願いします)。