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「りゅうおうのおしごと♪」将棋初心者にはわかりづらいシーンを解説

スタンディングオベーショーンの中惜しまれつつ閉幕した「りゅうおうのおしごと♪」





非常に魅力的なヒロインが数多登場する一方、あまりにも専門的すぎる将棋描写が話題を呼びました。






今回は将棋素人にはわかりにくかったかな? という将棋シーンをプロチーム専属将棋アドバイザーの私が解説しようと思います。











第一話。愛弟子あいちゃんの王手に対し、主人公が7六香と指したシーン


【解説】

主人公はここでの王手に対しオベリスク巨神兵」を召喚すれば自分の勝利が確定することを読み切っていました。




しかし、それはあまりにも大人げない一手。観戦中の方も興ざめするというもの。ゆえに7六香と打ったのです。




素人目には信じられない行為かもしれませんが、将棋は“礼”を重んじるスポーツなのです。











第五話。清滝桂香の8六飛車に対し、夜叉神天衣が「たるんでるわよ。」と言い4四桂とプレイした場面



【解説】





あちゃ〜。これは確かにたるんでますね。





序盤での8六飛車はかなり強い一手。そのため、これをプレイする場合あらかじめ相手に“読書感想文”を400字詰め原稿用紙3枚分提出しなければならないのです。





これはルールブックには明記されてはいませんが、将棋プレイヤーの中では暗黙の了解。






しかし、清滝桂香は日々の疲れからかこれを怠った。ゆえに夜叉神天衣はそれとなく非難したのです。











第十二話。主人公が空銀子にLINEしようと携帯を取り出したが「やっぱりLINEじゃだめだ」と言い走り出すシーン




【解説】



アニメ『りゅうおうのおしごと』屈指の名シーン。何もかも投げ捨てて空銀子の元へ駆け出す主人公に号泣した方も多いのではないでしょうか。





小説家になろう」特別顧問の恋愛コンサルタントである私から見てもこれは正しい判断。





大切な話はLINEではなく実際に会って話すとよいでしょう。

















【終わりに】




いかがだったでしょうか。






この記事を読んで少しでも将棋に興味を持ってくださる方が増えれば幸いでございます。






それでは次回、またお会いしましょう。