「クズの本懐」、完結!
もう、「あったか〜い」の季節なんだね……
「クズの本懐」最終回、良かったですね。
第11回で先生2人の心模様に決着をつけているとして、最終回ではそれ以外の全員の心情に結論を出してゆきました……
よくある最終回の展開として主人公を中心に一行が最後の無理難題を突破しつつ、主人公の感情の起伏を描いて終了。という感じのがまずひとつありますが、「クズの本懐」はこれとは違い各々がこの先どのように生きていくのかそれなりにわかっていいかなと思いました。
●安楽岡花火
鳴海先生が結婚。麦との関係も終わり、彼女が出した結論は「一人で生きる」というものだった。
これは、ストーリー途中で彼女が抱いていた思いとは全く逆。「私と麦どっちも報われなかったら正式に付き合おうかな」みたいなこと言ってなかったっけ。
彼女は成長し、「クズ」ではなくなったということなんでしょう。第一話でタイトルを回収し(「遂げてみせるよ、クズの本懐。」)、最終回ではタイトルの逆をつくタイプのアニメ、とでも表現しておきますか……
最終回が終わりましたが、この理由はわかるものなのでしょうか……?
桜が舞っているということは春。第一回が7月から始まり、最終回が11月の文化祭。もう全部終わっています。花火は自分の気持ちに答えを出していますから泣くことはないと思うのですが。
絵を描いた人はよく考えずに画になる桜と涙を一緒に描いて、文章を打った人もよく考えずにタイピングしたと、僕は思います。こういうのは深読みした奴が損をする系統の案件ですね……
●粟屋麦
最終回、麦の心理描写がちょっと少ないかなと思ったのは僕だけではないはずです。
しかし、このアニメにおいて花火における麦は鏡に映った像のような存在。麦が「一人で生きる」ことを決心した理由も花火と同じ。麦が思っていることを花火がしゃべっていると考えればわかりやすいのではないだろうか。
●えっちゃん
えっちゃんは髪を切った。
花火に褒めてもらった髪の毛を切った。花火に拘りすぎないようにしようという彼女の決心の表れなのだろう。
そういえばえっちゃんの彼氏みたいな奴は髪の毛が長くて駅前で「髪の毛を切ってあげましょう」と言われていたほどだったが、こいつはえっちゃんに髪の毛を褒められていたからずっと伸ばしているとかいうエピソードがあるのだろうか。
そして、飲み物が花火と麦の心理描写に一役買っているのに対し、えっちゃんと彼氏の心理描写のシンボルは髪の毛なのだろうか。
●シャドバのルナ
ルナがかっこよくてわろた。(最終回で髪形が変わるという演出は凸森早苗のパクリではあるが。)
ルナはスポットライトを浴びて眩しく、対する花火は暗がりに紛れる大勢のうちのひとり。
そしてルナが意気揚々としている名シーンのみをプレイバック。やばすぎる。
全てを態度で示しすぎたルナが今熱い!(終)